段ボールで、真鯛を作ってみた。#makedo #cardboard

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先日のNHK松山放送局でのワークショップのために、愛媛県特産の「まだい」を作ろうと思ったのですが…どうも真鯛と言うよりも「カラフルな鯛っぽい魚」ができたのでした。

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ちょっとブサかわいい路線な感じのマダイの制作時間は40時間。松山に向かう飛行機の2時間前に完成し、結局飛行機で持って行くはめになった、時間との戦いの産物。
その制作で一番大変だったのは、ウロコの折曲げ。ウロコの切り出しは頑張れたのですが、身体のラインに優しさを出すために、段ボールを1枚一枚クシャクシャに折曲げるのに必要な握力が足りませんでした。普段、ペンとマウス位しか持たないので当然なのですが、辛かったです。。

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そしてもう一つ大変だったのは、鯛の正面の姿を僕が見たことがなかった事。図鑑やGoogle画像検索を見ても、横からのカットばかりで正面や後面の写真がナカナカみつかりません。結局「そんなに見つからないなら、みんなも見たことないだろう」ということで、勝手に想像して作った次第。

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そのウロコは、水滴型みたいな形に段ボールを切り出して、少し重なる様に尾っぽ方面からmakedoで貼っていきました。そして尾っぽ方面の身体の細い部分のウロコは、特別に半分の大きさの小さ目のウロコを用意して、細かな動きに付いていける様にしています。というのは当初、このマダイを頭から被る予定だったので、骨を組んで尾っぽを振れる様にしたためなのでした。※結局重過ぎて頭に乗せられないことに…
でも、結果ウロコの一枚一枚、そして身体を曲げられることで、表情豊かなマダイが作れたのでした。

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ちなみにマダイの右目はドリカムのCD。左目はAppleのOS7のCDロム。総重量は11kg。使った段ボールは、すべてコストコの固めのもの。背びれや尾びれ等に使っている乳白の板は、段ボールプラスチック(通称ダンプラ)という、引っ越しや工事の際に傷が付くのを防ぐ為の保護シートの残りもの。つまり全て資源ゴミでできています。

そして顔にある鼻みたいな隙間は、松山空港からNHKまでに乗ったタクシーの運転手さんが、「よいしょ」と鯛が入った箱をトランクに少し押し込んだことで出来た偶然の産物。最後の最後に、まあコレも良しかな〜という表情が加わったのでした。

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