
コロナの時期を乗り切って、完全に復活したMaker Faire Tokyo 2023を記念して&その感謝と喜びを兼ねて、でっかいMakeロゴを作ってみました。今回はその完成までの流れをメモしておきます。
と書き始めてみましたが、思い起こせば丁度2回目のコロナ感染の自主隔離真っ最中に作ったので、実質自分自身のコロナ復活記念という感じになったのはご愛敬で。
まずは何事もスケッチからスタート!

一番最初のスケッチは、こんな感じのラフでした。

せっかく立体で大きいロゴにするなら、それを身に着けて会場内を歩き回れると面白いかも?と思い立ちスケッチしてみました。

もう少し真面目にスケッチしてみて、物流費圧縮の考え方から会場で組み立てられる方式に、かつ設営時間の短さと人手の少なさを考慮して、簡単スピーディーに組み立てられることを考え、今回のブーススポンサーであるJobインターナショナルさんのmakedoを使って組み立てられる形にデザインを進めました。

そのデザインで、人が着られる様にすることを考えてみたら、顔や手が出るように穴を設けたら思ったより沢山の穴が必要になり、構造的にもダンボールの強度的にも形を保つのが難しいことが分かり、着ぐるみ化(コスチューム化)は断念しました。
積み木的に遊べる3D立体ロゴにすることにしました

1時間ごとにスタッフの誰かが組み替え直す「積み木方式」という基本方針が決まったので、実際にカットすることを考えて3D化し、作りやすくて組み立てやすいけど…まあまあ文字としてバランスよい感じの形を探します。
この段階からは図面化を考えてSketchUPを使っています。
形が決まったら、展開図を起こします

ダンボールのカット加工をお願いするブーススポンサーの美販さんでカットできる大きさ、かつ配送する際に送料を抑えるための紙の割り付けを考えて、ダンボールを継ぎ接ぎしたりする部分を、これまたラフスケッチで探します。

もっとも大きな部品(今回はM)の大きさが、会場に搬入する車に入る最大サイズに設定して全ての部品の大きさを決めて、実際のカット加工用の図面を描きます。この時点から0.1mm以下の正確さで2D図面を描く必要があるので、普段仕事で使っているRhino7を使っています。

カット用図面をブーススポンサーの美販さんに送って、カット後の部品を受け取り、現場で直ぐに組み立てられるように、わかりやすい形に最低限の組み立てを事前に済ませて会場に持ち込みます。
会場に持ち込んで皆で組み立て
いろいろ組み替えたりして遊んだ













撤去も素早かった
makedoで組んである立体ロゴは、Maker Faire Tokyo 2023の閉場後に「あっ」と言う間に分解されました。
ご協力ありがとうございました
今回の「でかMakeロゴ」は、以下の2社のご協力で完成させることができました。
赤いダンボールの提供と0.1mm単位の正確なカット加工は、大阪のダンボール加工会社「株式会社美販」さんのご提供&協力により実現できました。
ダンボールをつなぎ留めるのに用いる青いコネクタmakedoは「株式会社Jobインターナショナル」さんの提供によるものです。
ご協力に感謝いたします。ありがとうございました。
シリーズ化していきたいと思いました
この3Dロゴ、望外にも凄く来場者の注目を集め&撮影対象になりました。今回の形を作りながらも、次はこんな形にしよう~あんなデザインにしよう~など、さまざまなアイデアが浮かんできたので「でかMakeロゴ」はシリーズ化していろいろ作っていけたらいいな~と思っています。 ではではEnjoy Making!!
