市販の雪切りで、カンタン雪下ろしツールを作ってみた!


雪国の洗礼を受け続けているため、屋根の上に雪が積もってきましたが…この年になると屋根って結構高い!
だから、なるべく屋根に乗らずにやり過ごそう〜ということで、近所のホームセンターで「雪切り」なるものを購入。早速使ってみたところ…この道具、金属板で雪を切る意図らしいですが…雪が固着する最悪設計。。
そして、本当に雪を切るだけなので、屋根の上の雪の塊を、地面から遠目にみながらケーキを切る様に縦に切り込みを入れてから…底に差し込んで…テコの原理で少し持ち上げて雪を落下させる。。。という手間と精度と体力が必要な割には、落とせる雪が20cm角の立方体程度と、信じられない非効率ツールでした。
当然、1日上むいて作業した次の日は、首から肩から激しい筋肉痛に見舞われて〜と、散々だった訳です。

そこで、以前目を付けて注文しようと連絡したら「日本向けには売らない!」と言われたAvalanche!というアメリカ生まれの屋根の雪滑落ツールのアイデアを参考に、手持ちの道具と材料で、普通の「雪切り」をカンタン雪下ろしツールに改造してみました。

使った材料は
1)雪切り:浅野木工所製「雪切り」伸縮ロック式 (アルミ) < たぶんこれだと思う。
2)小ネジ:4本
3)小ナット:4つ
4)ワッシャー:数個
5)Lアングル:大きめ
6)ダンボールプラスチック:通称ダンプラ、20cm x 90cmくらい

道具は、電動ドリルだけ

作り方は…

1) まず最初に雪切りのブレードの先端から5cmくらいの位置に、垂直に立てたLアングルをネジで固定します。
※後でLアングルは使うかもしれないので、取り外し式にしました。

2) ダンプラを、表と裏と両方に目地に沿ってクルクル巻き取って柔らかくします。

3)雪切りのブレードのハンドル側の短辺に、柔らかくしたダンプラをネジ止めします。


この時気を付けたのは、ダンプラが接合部で破けてしまわない様に、大きめのワッシャーを使って留めること。

4)完成です。 
材料と道具があれば、だいたい20分くらいでできるかと思います。
前から見ると、こんな感じです。
※雪切りの底には、屋根などを傷つけない様に、ネジなどの突起が飛び出さない様にしています。

使用感は、冒頭の動画を見ていただければ〜という感じです。
動画の最初の方は、降ったばかりの柔らかい雪。
その後は数日積もった重い雪です。

実際に、重い雪で使ってみた感想としては、降り固まった雪だと差し込む際の断面が小さくないと、硬くて力が必要になるので、今回改造した位の幅20cm程度の方が作業効率は良いと思いました。
さらに、あらかじめ金属板の底面があるので、テコの原理で少しの力で雪を手前に落下させるキッカケを与えられるのが、自分のタイミングで雪を落とせて便利でした。

後は、棒の長さとかですが、今のは伸ばせば3.3m程度ですが、既に頭が重くて軽快には作業できないので、もっと長くするには相当軽量化を図る必要がある=硬い雪には使えない、ということになりそうなので、今くらいが意外と丁度良いのでは?と思っています。

Lアングルが、ステンレスの良いやつを使っちゃってるので、どこかのタイミングでブックエンドとかに置き換えようかと思っています。まあ、しばらくコレが便利で快適なので、使い続けて、もっと良いアイデアあれば、改造してみたいと思います。

かなりカンタンな改造なのに、疲れないでサクサク落とせるので(動画は実際の作業スピードです)、相当スピードアップできると思います。よろしければトライしてみてください。
ではでは、いつでもドコでもEnjoy Making!!

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