梅雨真っ盛りの山形県の長井市にある小桜館という明治時代の建物に、段ボールのドーム型スクリーンを組んで、その中で自分たちで作ったピンホール式プラネタリウム投光器で、星空を作って&映して遊びました。
ピンホール式の投光器を作るための材料は、豆乳などの内側が銀色になった紙パックの空き容器。
飲み終わった容器を切って、中身を綺麗に洗ってから乾燥しておいたものを変形して作るものと、切り開いて平面状にしたものを、前回のワークショップでも用いたカッティングプロッターで展開図を切り出して組み上げたもので、投光器を作りました。
ワークショップ自体は、
最初に五円玉を使った簡単なピンホールカメラの仕組みを皆んなで体験した後、学研の「大人の科学」の『Vol.09 究極のピンホール式プラネタリウム』の付録を組み立てた物を、ドームの中に持ち込んで、まずは本物を体験。
その後、正4面体、正6面体と作り進み、大人の科学と同じ形の正12面体まで作ってみて、画鋲でいろいろ穴を空けてみて、何回もドームの中に投影して〜また穴を開けてみて〜投影してみて〜穴を開けてみて〜を繰り返しながら、それぞれの星空を作って&映して&楽しみました。
発光装置は、当初手作りのを使おうと思いましたが、電球が切れてしまったので急遽「大人の科学」の付録の台座を使って、頭のピンホール部分だけを取っ替え引っ替え自作のピンホールと交換しながら映す方式で投影。写真が下手で雰囲気写りませんでしたが、みんななかなか美しい、思い思いの星空を作り出していました。
そして、今回一番驚いたのは…みんなの集中力。
1時半からはじめて…あっという間に4時であることに気がついた時は、まあ窓を閉めて外光が入らない様にしていたことが手伝ったとしても、すごい集中力でした。
途中、星座は反転しないと正しく投影されないとか、いろいろ皆んなで発見もあった良いワークショップになったと思います。
おそらく、次のステップは、実際の星空を再現する〜などの学習的なステップになるかと思いますが、そこはそれ専門の方々にお任せするとして、また良いワークショッププログラムが出来上がりそうな気がします。
そう、今回のワークショップで作ったピンホール式のプラネタリウムを、持ち帰って自宅でも楽しめる様に、ボタン電池と白色LEDと洗濯バサミを組み合わせた簡単な投光器のアイデアをここでシェア。この投光器を作ったピンホールの中に入れれば、うっすらと星空が浮かび上がるかと。