東京目黒の柿の木坂にあるICSカレッジオブアーツというインテリアデザインの専門学校で、約40名の留学生を向けにダンボールを使って空間演習を行いました。
対象は、主にアジア圏から日本に留学してきている人たち約40名。僕に話が来たのは、たぶん何十年も前にこの学校で教えていたことがあるので…だと思います。
空間演習というタイトルが付いていますが、演習は、チームビルディングやコミュニケーションに関するミニワークショップも挟み込みながら、ほぼ頭と手をフルに動かし続ける運動会の様なプログラムで行われました。そして勿論ハードウェアスケッチ(機能する形ある簡易スケッチ)の手法を用いての討論などもグループ内で行われながら進行しました。
そのお陰か、グループ内でのコミュニケーションが円滑に行われた様で、チームごとに作り上げた空間は、予想していたよりも各グループのコンセプトに沿って空間表現がされていた様です。
ダンボールは、誰でもドコでも手に入れられて、加工も簡単だし比較的安価な素材で、環境や人にも優しいもの。それを使って空間やプロダクトをデザインするには、如何に手を動かして、自分の考えを素早く形にして機能検証&他人とシェアできる「ハードウェアスケッチ」を行うことができるか?が鍵だと考えます。
そんな思考トレーニングともとれる空間演習は、なかなか刺激的だった様です。留学生のみなさん、お疲れ様でした。