ちいさなひとのえいががっこう「街に段ボールで映画館をつくろう!」というワークショップを、先週の8月31日(土)に杉並区立中央図書館と隣にある読書の森公園でやりました。写真は、その時に作った段ボールドームな野外映画館。
台風が無くなった後の強い風が吹き抜ける、公園の樹から吊り下げられたドームが映画館です。ちょっとステキでしょ?
ちいさなひとのえいががっこうのお声掛けで9組の家族が集まり、朝10時半からワークショップはスタート。makedoの使い方から始まり、段ボールの性質や原理の話、それに百を雄に超える部品の切り出し、そして皆で声を掛け合いながらの組み立てまでを、クーラーの効いた図書館のホールで。
暑さのピークの午後2時過ぎに、一度組み上げたドームを2分割して図書館の外の運び出して木陰で合体。時々強風が吹き抜ける中、ドームを公園の樹から吊り下げる「苦行?」と勘違いしそうな、試行錯誤連続な取り付け作業が終わったのは3時半過ぎ。
こうして参加者の多くが『ホントにできるの?』と、数回頭の中をよぎったであろう段ボールの映画館は完成し、無事上映することができたのでした。
なをワークショップ自体には、映画館を作る(僕はここを担当)だけでなく、映画の紹介パンフレット作りや配布、図書館内の人達への上映アナウンスも子供達自身が行うプログラムも組み込まれた、映画を見せるストーリーすべてが組み込まれていて、子供達が「やりたいこと」を選択して一生懸命取り組む姿が、日差しに負けずに眩しかったです。すごいぞちいさなひとのえいががっこう!。
集まった段ボールが、折り目沢山のヤワヤワ段ボールだったことが幸いしてか、木に吊り下げた際の柔軟性というか何とか持ちこたえる力が素晴しくて、木の間を吹き抜ける風にもメゲズに、段ボールのドームは地上から30cmくらい浮いた状態で適度な暗闇を提供してくれたのでした。
ワークショップ後にちいさなひとのえいががっこうの方とお話したのですが、共通に上がった声が「みんなの集中力に感動した」ということ。
本当に出来上がるのか?皆が思いながら、それぞれ自分のできることを見つけ出して、ドームの形を支える人+makedoの留め忘れを確認する人+形の歪みを確かめる人+makedoを留める人など、一所懸命な大人の姿に引きずられて子供達も一緒になって頑張って作った映画館。最初に組み上がった時、外で吊り下げられた時、最後に解体した時、ワークショップが終わった時と、幾度にも渡り皆で手を叩いて喜んだ楽しい時間は、最高の夏休みの思い出になったに違いありません。ホント、ゴールに辿り着けて良かった。
ちいさなひとのえいががっこうの方のお話では、いつもワークショップに参加してくれる子供達の、違う一面が見られて良かったとのこと。子供プログラミングサークルOtOMOさんとのワークショップの時にも感じた、普段と違う体験(この場合は、モノづくり)をワークショップに組み込むことで、いつもやっている事の意味を再考したり、新たな気付きに繋がると実感したワークショップでした。勉強になります!
以下に図書館のホールでの作業の様子を2分毎に撮影した写真を繋ぎ合わせた動画と、外の映画館の様子を納めたギャラリーを貼っておきます。
最後に、ちいさなひとのえいががっこうのスタッフの皆さん、杉並区立中央図書館のみなさん、ワークショップに参加してくれた方々、皆さんと一緒にとっても楽しくステキな時間を作れたことを感謝します。ありがとうございました!
大変だったけど、またやりましょう!!
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