MAKE道場とは、身の回りにあるものでアイデアを形にアウトプット&共有する、モノづくりを通して発想力・創造力・実践力・コミュニケーション力を身に付けるプロジェクトです。
デザインの方法、モノの作り方など、最も独創的であるべきクリエイティブの現場にもマニュアルが存在し、それに従いオペレーションするだけで、誰もがデザインサービスを提供できる様になりました。また、世界中に張り巡らされた高速な通信ネットワークによって、膨大な情報量の伝達が可能になり、オリジナリティ溢れるクリエイティブは瞬間的にRTやFollowされて伝搬。いつのまにか世界中のどこにいても似た様なクリエイティブで満たされています。
MAKE道場は、そうした状況に危機感を持った田中さとしが始めたプロジェクト。
方法論やマニュアルに頼らない、クリエイティブを生み出す力を育てる場の構築を目指しています。その場で手に入るものを寄せ集め、それらを素材として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作りだす「ブリコラージュ」という手法を参考に、理論や設計図が前提の「エンジニアリング」とは対照的なアプローチで、新たなクリエイティブに挑む力「野生の思考力&創造力」を鍛えるプログラムを提供します。
MAKE道場は、現在3つのプログラムを開発&実践中です。
- 基本ワークショップ:小学生から大人までを対象にしたワークショッププログラム。
- 10min method:目的達成能力を鍛える、身の回りにあるモノを使って10分で成果物を作るプログラムです。
- キッズワークショップ:小さいころから、自分の考えを素早く形にするトレーニングプログラムです。
なんでMake道場をはじめたの?
子供達が通っている幼稚園や小学校に行った際、廊下に展示されている作品が版で押したかの様似た様な絵や造形・色使いに溢れていることに驚かされました。またコンピューターで検索すれば、全ての答えが見つかると錯覚し、自分の頭で考えようとしない子や、頭で考えるだけで作った気になる、知識だけで知恵が伴わない子、失敗を恐れて横並びの創作に進んで打ち込む子供達が多くなってきていると感じています。
モノづくり、インターネットの世界、そして世界中の人々の発想力の素晴らしさに日々触れている者として、こうした状況を少しでも良い方向に進めるお手伝いができればと思い、Make道場をスタートすることにしました。