氷ノ山自然ふれあい館「響の森」で、田中@make道場が今まで作ったダンボールの作品たちを展示してくれる〜ということで、思い立って『イヌワシ』を作ることにしました。
以下の手順で作りました。
1)イヌワシを知る。
2)試作する。
3)材料を集める。
4)作る。
ではひとつずつ見ていきましょう。
1)イヌワシを知る。
まず最初にイヌワシを知るために、ネットで「いぬわし」を画像検索。
すると、イラストや決まった角度の写真が多くて、見たい部分(例えばクチバシの下からの眺め)が分かりません。そこでイヌワシの英語名Golden Eagleを画像検索してみます。さらに、よく分からない部分があるので動画検索&骨格検索をして、大体の形の雰囲気を掴みます。
2)試作する。
次に、手元の材料で形をスケッチしてみます。
プチプチでできた封筒で頭部を、ダンボールを曲げたものでクチバシを作ってみて、人がかぶれる大きさのイヌワシの頭部の形を想像しながら、クチャクチャしながら形にします。なんとなく、これに羽が生えればOKでは?と思えたので次に進みます。
3)材料を集める。
宅急便で届いたダンボールの封筒が有ったので、それを開いてみたら…
なんと中が三角形の折り目が入っている〜という工作しやすい仕様になっていました。(もちろん勝手にこちらが思っただけで、業者側は大きさや形が異なる内容物に封筒が変形して形を合わせる様に設計されたものと思われます。)これは素晴らしい仕様だと思うので、もしこの袋で届いたら捨てずにキープすることをお勧めします。
今回は、この袋を折り曲げて頭に使います。クチバシは、可愛いオーストラリアから送られてきたダンボール箱があったので、それを開いて使います。また首の部分はお米の紙袋を使うことにしました。
4)作る。
袋の中の折り目が影響して、形が作りやすくなっています。手でちょうど良い形を見つけます。
見開きになったクチバシを合わせて、カーブしている部分を合わせます。カーブは、例によってダンボールを自由自在に折り曲げられるカッターor-itaを使って丁寧に形作ります。先端のカーブの部分は、糸で縫ってみました。
クチバシと頭を留めます。(makedoを使いました)
潰れたピンポン球を目にしようと思いましたが…なんだか出目金の様なので、ドーナツ状に切ったダンボールを火山の様な形に絞って目の手前に蓋をしました。
なんとなく出来てきましたが、首がないので…
お米の紙袋を上の方を絞り下の方が広がっている、すそ広がりになる様にして頭に取り付けました。この時、お米の紙袋が3枚重ねになっている事が分かったので、ずらしながら羽に形っぽく切って、たくさん羽が生えている様にします。
が、出来た形がどうしても「カモメ」に見えます。。。
ひょっとして羽が生えれば「イヌワシ」になるのでは?と思ったので、手元にあった巻きダンボール(片ダンボール)で羽を作って、下の方から順番に羽を生やしていきます。
首の下の方は丸っこい羽。クチバシに近づくほど尖った羽に〜など工夫して羽を貼り付けてみたのですが…なんとなくコミカル。
ん〜カモメなのでしょか?イヌワシなのでしょうか?はたまたウルトラ怪獣に居なかったっけ?と思われる頭部ができました。
そして、この頭部を展示してみたところ…
家では、あんなに弱々しくシナっとしていたカモメみたいなのが、なんとなく強そうな「イヌワシ」みたいに見えるではないですか!(ある角度からみると〜)。展示会場が乾燥しているからなのか? 部屋が広いので少し離れたところから見られるからなのか?全然家にあったものと形の印象が異なります。不思議です。
結果、こんな感じの「イヌワシ」マスクができました。