次代を担う若者達が漕ぎ出す、手作りの段ボールボートレース

MIT’s Annual Cardboard Boat Regattaという、世界の知が集まる大学として有名なアメリカのマサチューセッツ工科大学(通称MIT)で行われた、段ボールと紙テープ(ガムテープはNG,テープは構造として利用しない)だけで作られた3人乗りボートによるレース。もちろん接着剤もNGです。

素材は、段ボール(ワックスが塗られたものや防水加工されたものはNG)と紙テープのみを利用する事。
サイズは、長さ3m以内、幅1.5m以内。
推進力は、人力のみ。

みんな(最低3名以上で)考えた事を、実際に作り体験します。
段ボールの素材としての特性や、ボートの構造、それらを要求をクリアする設計、そしてデザインを、身をもって体験するMITの新入生に適したイベント。良い試み。

日本でも幾つかの段ボールボートレースが開かれていますが、河川での開催や接着方法が自由だったりして、レギュレーションが緩く「遊び」の範囲がありすぎに思います。また、せっかく再生資源の段ボールを使っていても、テープや接着剤や塗料の利用によって、見た目は楽しくても廃棄時の環境負荷は高くなっています。

その点MIT版は、素材を限定した単純なルールで、環境負荷が小さく&どこにでもあるプールを利用する、標準になりえるレギュレーションです。
 レギュレーションの詳細はこちら > Construction Regulations(pdf)

これ、ぜひやりたいんですが…どこかの大学か高校か、日本でも同じレギュレーションでやりませんか?
夏休み最後のタイミングでレースする、とかなら中学校でも良い気がします。※ただし泳げる人限定でしょうね。
チームワーク、考えの実践、工作&デザイン、構造と特性の理解、そしてスケジュールとバランス。どれも、年齢に関係なく取り組みベき課題ですよね。

本気で、楽しい、段ボールボートレースを、やりませんか?
興味のある方、tanaka@soupstudio.mixh.jpまで連絡ください。

MITの段ボールボートレースの詳細はコチラ > MIT’s Annual Cardboard Boat Regatta

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