早めの夏休みが明けた先週8/20の土曜日に、山形県長井市にある小桜館(旧西置賜郡役所)で、『リンク』をテーマに「動く仕組み作り」を楽しむワークショップをやりました。
用意した材料は、3cm幅にカットした大小様々な段ボール片とmakedo。
段ボール片は、いくらでもトライ&エラーできる様にを大量〜に用意。
makedoは回転する接点(ピン構造)が気軽に作れる上に取り外し簡単なため繰り返し使えるので、前出の段ボール片と組み合わせれば、思考スピードを落とすことなく試行錯誤が繰り返せる最高の組み合わせに。
プログラムは…
最初にツールの使い方や段ボールの構造とかを、手を動かしながら身体で体験。
次に、まずは何か動く仕組みを作ってみる。
そのあと、休憩を兼ねて隣接する丸大扇屋の「蔵」を見学して、秘蔵の昔の工具や道具を見て触って動かして体験。蔵の中には、万力やはた織り機や糸車など〜昔の人たちが一生懸命考え&作って&効率化を図り進化させた「動く仕組み」のヒントがいっぱいありました。
そして、蔵から戻ったあとは、そこから得られたヒントやきっかけをベースに、自分で考える「動く仕組み」作りに黙々と取り組みました。
3時間近い長めのワークショップでしたが、途中の蔵見学ツアーや休憩がうまく機能したのか、小さな子供達も集中して「モノづくり」に取り組んで&楽しんでもらえた様です。
この途中で休憩を兼ねた小ツアーに出かける方法は、取り組んでいるテーマの視点を変えたり&広げたりするのに効果的だった様で、戻ってからの子供達の作る意欲と集中力は素晴らしいものでした。こちらが思っていた視点と異なる目線ででモノを見ていたり、解釈している様子がとても勉強になり、自分の視野の狭さにも気がつかされた体験でした。これからも、こうしたプチツアーを取り込んでみたいと思いました。
去年まではエアコンがなかったので、ワークショップスペースとしては厳しいと思っていた小桜館ですが、今年からエアコンも設置されたし天井も高めだし広くて明るい空間&駐車場も広いので、今後make道場のワークショップを定期的に開くための拠点として使っていきたいと思いました。
ただし今回やってみて感じたのは、告知方法の再検討の必要性です。
実は、今回のワークショップを僕のいくつかあるSNSチャンネルで事前告知したところ合計で約3千ものリーチ(ある程度の関心があって告知を見てくれた人の数の目安)がありました。千葉でやっていた時は、それくらいリーチがあると最低でも3〜1%に当たる90〜30人は申し込みがありましたが、山形では0でした。
地元の人が見ているメディアチャンネルを見極めて、効率的にリーチできる仕組みを考えないと、これから雪も降りますし厳しくなる気がしています。と、そんな事も学べたワークショップでした。
このワークショップの記録は、文教の杜のホームページに掲載されています。