田中@超アナログ版です(笑)。※田中電子版はコチラ
3月末に杉並区の信光寺というお寺で、「ちいさなひとのえいががっこう」と一緒に、「まちに映画館を作って、自分達で作った映画を見よう!」をやりました。
かつてお寺は、地域の人々が気軽に集るコミュニケーションの中心的な場所でした。それって映画館もそうだったよね?ということで、その2つを一緒にして自分達で楽しい場所を作ってしまおう!というワークショップは、ほとんどの人が初参加の中、大人と子供が一緒になって一生懸命取組む楽しい時間となりました。
「まちに映画館を作ろう!」プロジェクトの3回目となる今回の舞台は、杉並区松ノ木にある信光寺というお寺。その本堂を含めた様々な部屋を使って午前中は映画作りのワークショップを、「ちいさなひとのえいががっこう」がスマホやタブレットを駆使して子供達と行います。お線香の香りが影響てでしょうか?どことなく懐かしいというか心地よい落ち着きのある時間の流れの中で、子供達が思い思いの映画作りに励みます。
午後になってからがmake道場の出番。makedoの使い方や段ボールの仕組みとかをサラッと行い、班に分かれてのパーツの切り出しです。本堂の部屋一杯、ちょうど10組の参加者達全員が黙々と切り出しに専念。予定通りにパーツが集まり、組み立ては大人が中心で子供達はお手伝いに奔走します。例によってあ〜だこ〜だな「みんなの一生懸命」の時間の後、無事座卓の上に映画館が完成したのでした。
僕はこの時間が一番好きです。なぜなら言うだけじゃ完成しないのが皆分かっているからです。だから思ったことを口にすると同時にやってみて、結果をその場で皆で検証しつつ、より効率的に物事を進める方法をその場で作り出す必要があるからです。この時間は僕もみんなと一緒になって、動きます。ちょとしたアイデアが劇的効果を生み出したり、最高の「作る楽しさ」が詰まっている気がします。
さて今回の映画館は、大きさは前回天沼小学校でのワークショップの時と同様なのですが置かれた場所が違います。
それは、お寺の本堂の中心。神様の目の前に並べられた低い座卓の上に置かれた映画館は、まるで宇宙みたいです。
実際、中はトッテモ暗くてプラネタリウムを上映するのにも良さそう。もちろん映画鑑賞に最適です。しかも、座卓の低さから子供達には「隠れ家」的に感じられるのか?頭だけ突っ込んで、じ〜っと見続ける子供達も多数出現。面白いです。
映画を見終わり、ワークショップの最後にはお寺の住職さんから、ありがたきお言葉を頂戴して、僕もその流れに少し引っ掛けてナゼか段ボールのリサイクルの流れをお話させていただき、映画館を資源ゴミに戻して終了となりました。みんな最初は見知らぬ者同士でしたが、「お寺+映画作り+映画館作り」で、新しい関係が築けた気がする&新しいお寺のイメージが浮かんできたワークショップでした。
またとない貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
そんな楽しい時間をみんなで作った「まちに映画館をつくろう!」も、今回が最終回。また機会あれば、中身を精査してより良いワークショップにして再挑戦してみたいと思います。
前回前々回、そして今回来てくれて作って楽しんでいってくれた皆さん、それを支えるスタッフの皆さん、その場所を提供してくださった皆さん、そして「ちいさなひとのえいががっこう」の皆さん、楽しい時間を作っていただき、本当にありがとうございました!
ではでは、Enjoy Making!!