らくがきパラダイスがやってきた!

らくがきパラダイスmake道場のアートドームが置いてある堺市立東文化会館で開催中の「SAKAI RAKUGAKI Paradise by Pentel」で、来場者が予想を上回るペースで増えていて、オープンから12日の時点で既に3千人以上の人たちがラクガキを楽しんでいるそうです!

らくがきパラダイス子供たちが自由に表現する場所の提供を目指すペンテルさんが、大阪府堺市の子どもアートプロジェクトに賛同し展開する、中越パルプさんの紙で覆われた「らくがきパラダイス」に、『楽しいをつくる!』make道場が提案したアートドームが大活躍中です。

らくがきパラダイス広大なギャラリーに、4つの白いドームを配置。
それぞれのドームの中は赤い光、緑の光、青い光、そして白い光を満たし、ペンテスさんのカラフルなマジックでドームの中にラクガキすると〜、その光によって赤い色のマジックの色が消えちゃったり、違う色で浮かび上がってきたり〜と、光が色に影響を与えていることを身を持って学べる仕組みです。

らくがきパラダイス
さらに白い光のドームは、赤と緑と青の電球で白い光を作り出しているので、そのドーム内には3色の影が浮かび上がる〜という光の三原色を直感的に学べる仕組みも用意。

この仕掛けと『思い通りに描き放題〜』という本来の趣旨がマッチしてか、オープンした3連休で来場者が1500人を突破〜と堺市の方からご連絡いただき、そのうちの1人の子供の体当たりを受けドームが破壊されました〜とお聞きし、追加でドームをお送りしたのでした。。

らくがきパラダイスドームの中に小さな子供達が居なくて&誰も怪我がなくて良かったと思うと同時に、「描き放題」「表現し放題」が、壊し放題〜に置き換えられる可能性を思い『自由』の線引きを間違うと大変なことになる、ともっと運営側に尺度が必要なのだな〜と思いました。なかなか難しいですね。

さて、このアートドームは、僕が開発&販売しているドーム型スクリーンPaper-Domeを、今回のイベント趣旨に合う様カスタムしたもの。
具体的には、外側からも内側からもしっかり力を入れて描ける様に強度を高くしたり、ギャラリー内で子供達の位置を大人が把握できる様に高さを低めに調整したり、内側と外側で光の色がしっかり別れる様に出入り口を深く設けたり、ドームの中の色の違う世界が別世界に感じられる様に異世界の入り口をつなぐトンネルの様なデザインにしたり、空から色が届いている様に、天井から伸びる電球のコードをドームの中の光の色と一致させたり〜と、細かいところまでデザインしてみました。

らくがきパラダイスその成果かどうかは分かりませんが、来てくれてラクガキを楽しんでくれた人たちのSNSを中心とした口コミ効果によって、予想を超えた人たちが来てくれている〜とのことです。

この数字の意味するところは…
単に面白い!だけではなく、子供達の「やりたい」「したい」を際限なく実現する場や空間がないことへの反動かな?と思っています。特に都会の子供達は、大人が与えた=用意できる空間でしか遊んだり物を作ったり、できなくなって来ていると感じているからです。そういう意味では、最初の3連休中にドームをぶち壊したアクティブキッズは「自分よりも大きなモノが壊れるコト」を体験できて良かったのではないか?とも思えてきます。
このラクガキ空間自体も、大人が用意した場所ですが、こうした空間が期間限定でなく普段から周囲にある「いつでも行ける場所」であれば良いな〜と思った次第です。

らくがきパラダイスさて夏休み本番は、これから。
このペースなら1万人以上も期待できそうな勢いですが、人の数よりも「より楽しい!」がつくれれば嬉しいです!
ではでは、Enjoy Making!

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